2011年12月6日火曜日

ThinkPadはこうして生まれた

ThinkPadの父と呼ばれる「内藤在正」さんが書かれた「ThinkPadはこうして生まれた」を読み終わりました。
その誕生から今に至るまでの歴史がぎっしり書かれている。でも、軽快に読み進むことができました。

最近のPCを見ていると、お客さんにはどのパソコンも同じですよ、なんていうこともあるんですが、実は、わたし自身が使うパソコンにはこだわりがあります。

やはりメインで使っている特にノートPCは「ThinkPad」です。

これほど長く愛用できるPCはやはりThinkPadをおいて他にないと思います。
そんなに昔からのユーザーではないですが、古いPCで現役で使っているものには
ThinkPad Z61
ThinkPad R61 があります

Z61は6年目に突入、R61は5年目に突入です。

Z61は液晶パネルを交換し、HDDを交換して現在にいたってます。
R61は電源ファンを交換しました。

Z61はCPUがさすがにもう非力ですが、通常の文書書きなら十分使えます。液晶も新しくなりましたから、新品のようになりました。最近のネットブック(Atom)よりも非力ではありますが、このPCが使いやすいのはやはり、CPUのスピードだけではないと実感します。

R61はわたしのお気に入り。画面もWXGA+(1680X1050)で作業がしやすいマシンです。購入当初からなんか、BIOSがたちあがっても、HDDから起動しないというおかしな癖がありますが、それ以外は今でも使いやすいマシンです。WindowsVistaってところがXだったので、WindowsXPに入れ替えてあります。

話は戻して、「ThinkPadはこうして生まれた」の本の中に、最近のEdgeシリーズのことが出ていました。

最近のThinkPadは裾野も相当広がってきて、ラインアップも増えました。その中でもこのEdgeシリーズはかなり売れているようです。

でもThinkPadの名称がついているからには、このマシンは「ThinkPad」だそうです。
妥協はしていないようです。もちろん価格帯が下がってますから、部材の一部にはコストダウンしたところもあるようですが、興味深いことに、例えば記者会見の時に

「この製品はThinkPadと同じ規格で作られているのでしょうか?」と尋ねられた時、「いいえ、従来のThinkPadの8掛けでつくりました」と答えられるでしょうか?・・・・・・・・・それでもどうどうとしてられるでしょうか?

という下りがあります。そして、

そうしたらできてしまったのです。確かに全く同じではありません。
とあり、その後、どんどんハードルを高くしていき、犠牲にする部分は犠牲にして(コスト面で)、それでも品質は守ったとあります。


これがThinkPadの名を冠しているの所以だなと思いました。
もちろん、「XシリーズやLシリーズはその基準をはるかに超えるクライテリアを達成して」いるようですが、それでもThinkPadはThinkPadです。

最近 NTTX Storeで安く購入できた X121eが手元にあるのですが、これもThinkPadという名を冠しているので、やはりそれはこだわりがあるのだなと、しみじみ見てしまいました。

他のノートPCももちろん使ってはいますが、これからもThinkPadがメイン機であることに違いありません。


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